約束した時間は、 みんなよりも早い朝 もうすぐベルが鳴る、 私のためのリムジン すぐ後ろの指定席で 手をまわしギュッとしがみついたら 世界が滑り始める 自転車の背中、 風のカプセルに包み込まれる感覚 バスを追い越して、横道にそれる ふたりの秘密のルート ドキドキするのは下りの坂道、 ジェットコースターみたいに 加速する景色、まるで滑走路、 空へ羽ばたく気がした <♪> たとえどんな時でも、 ぼくは君の側にいる あの日の約束を、 いまも憶えているかな? 大人に近づくその度、 それぞれ道が見えてくるんだ 引き止められやしないよ 自転車の背中、 風のカプセルのせつない恋の間隔 ただ好きなだけじゃ永遠はない、と かならず知る時が来る 自転車の背中、校舎の屋上、 フェンス越しのグラウンド、 すれ違う廊下、放課後の教室、 いつもそこにキミがいた <♪> 自転車の背中、 風のカプセルで ふたり、ひとつになれたね たとえ離れてもそれは変わらない、 これで終わりじゃないんだ 自転車の背中、校舎の屋上、 フェンス越しのグラウンド、 すれ違う廊下、放課後の教室、 すべてが想い出になる