小さな僕は どういう訳か もうすぐここを 離れるらしい 他の仲間より 僕が少し 出来が良かった ただ、それだけらしい ただ、僕は褒められることが 嬉しかっただけなんだ 誰よりも臆病だから 怒られたくなかったんだ。 世界中の人達と 未来のためだと なんか、凄いことを 僕に託すらしい 少し、照れるな 責任の重い役目だ まぁでも、それならば 胸張って行ってくるよ すぐに 日ごと周りが 慌しくなる 何かお祭り あるのかな?いいな 皆、いつもより 優しい気がする 僕の出番かな? いつだっていいよ 思ったよりも小さな箱で 身動き一つできないな 少し、緊張するけれど 大人しくしているから 「轟音」と「衝撃」 秒速8kmの世界 凄く、怖いよ! 何が起こってるっていうんだ! でも、どんな事にも 耐えてみせるよ! そしてまた、帰ってきて 褒められるんだ。 いいでしょう? ねえ?…。