もしも私の星があったら そこはどんなところだろう 夜空見上げ光る粒数え帰り道をゆく その先にある誰も触れない場所 荷物置いて髪を解いて 素足で土に降り立つ 心ひとつ抱え 私だけの星へ 涙は海になり 愛は光になる 歌は風に 秘密は花に 私の全てを吸い込んで ひとりの星は輝き出す あなたさえいないこの世界で 深く息をしてみる 柔らかな闇の中は暖かくて甘い匂い 少し懐かしいほど 忘れていたことを思い出し ほんの少し微笑むと 私のための季節が また巡り始める 涙は海になり 愛は光になる 夢は羽根に 記憶は森に 私のすべてを吸い込んで ひとりの星は育っていく 大きな宇宙の片隅で静かに周る星で 眠ろう