僕の中ゆらゆら揺れる 波に似たような 面影も1秒で始まったのはそう錯覚 抱きしめた温もりは儚くて 僕の中を埋めはしない 静寂を漂った息遣い 今 夜に打ちつけ 冷え切った窓際で横顔を残したら 「もう少し」 薄暗い昨日で 静かな空間で 何度も名前呼びたくなる 浮ついてただ黙り 琥珀のその瞳に 吸い込まれてふらついてしまう 刹那に透けていく 仕草も足跡も 僕の中を泳いでいるの つまずいたあの日も 苦しそうな声も 隣には君の呼吸がある 澄み切った宇宙 彷徨った寂しがりやの空白だ やっと気がついた 消えてゆく絡みついたもの 黎明 恥じらった微笑みに 舞い上がる空気は 今でも色濃く残ってる 君がくれたものは 夢心地のようで ミラーレンズの中踊ってる 脈打った夕暮れに 君の事 埋めて 見たもの全て留めれたら ふと目にした時の 晴れやかな戸惑いも あぁ、そう「ずっと側にいて」 いつか壊れた針の予感 不意に目の前に現れ 弧を描いて飛んできて、今 伝えたい想いも 波がさらってゆく 消えてしまいそうな心に 優しく触れられて 涙が溢れたの だめだ、想いがこぼれてしまう 「現」だと連ねた あの時の小話 月は今も綺麗なままで 君が 住み着いているの 果てしない明日を迎えるまで