真夜中すぎ 雪風吹き 感情は凪 街灯は死に 愛の歌が 溢れた道 息もせずに 泳ぎきれずに そっと撫でただけの 言葉がまだ消え残る 波の寄せる街で あなたと暮らせたなら 私は何かに成れるでしょうか 闇が立ち込めて 私がわからなくなっても 繋いだ手と手はきっと 離せないまま 過去も今も 無いような月 物語の 奴隷を照ら 床の影が 染み付いた背を 見せぬように 必死に抱きしめる もう何も言わないで このまま夢を見ていたい 闇の消えた街で 夜風に首を絞められようと ほどけた笑顔は残るでしょうか 愛を知りすぎて あなたがわからなくなっても 痛んだ手と手はきっと 内緒のまま ハンカチにくるんだ 命は 捨てなきゃな はなびらに宿った 気持ちが 枯れていく 波の寄せる街で あなたと暮らせたなら 私は何かに成れるでしょうか 闇が立ち込めて 私がわからなくなっても 繋いだ手と手はきっと 離せないまま