君があの日歌ってたラブソング 誰のことを想っていたのかなんて 未だにそんなことが頭をよぎる ぼくはどうかしているんだろう 君と一緒にいられることだけが ずっとゴールなんだと思ってたよ だけど出会った頃よりもむしろ 君が遠ざかっていくんだ 季節が巡るたびに 春風に運ばれて あの日の言葉をまた繰り返すように さよならに乗って舞う ダンデライオン 素直になれないまま 遠くへ消える 言葉に代わって今 こぼれ落ちた 優しい嘘すらつけずに 君が恥ずかしそうにそっとくれた 四月の少し季節外れのマフラー やけに几帳面に畳まれていて さよならと聞こえた気がした 季節が巡るたびに 春風にさらわれて ふたりの想いをまた奪い去っていく さよならに乗って舞う ダンデライオン 素直になれないまま 遠くへ消える 言葉に代わって今 こぼれ落ちた 優しい嘘すらつけずに 春風に乗って舞う ダンデライオン 今でも君の声が 遠くで響く 伝えられなくて ほら すれ違って 優しい嘘すらつけずに さよならに乗って舞う ダンデライオン 素直になれないまま 遠くへ消える 涙に変わって今 こぼれ落ちた 優しい嘘すらつけずに