サバンナみたいなそんなデパート 今では古びたUnderWorld あの頃あんなに歩いたはずが 今ではちょっとで着いちゃう恐怖 土曜になったら 車で送られ揺られて町へ 決まってダイエー 五月雨にまみれ乾かせクーラー 店頭に並ぶ怪しい玩具 戦闘に備え握りしめるハンド 両親の手、強靭な手、 でもそれはちょい柔らかくて 天井は高くコンクリに埋もれ 目線は低くやりくりに飽きて 親の顔なぜか ほかの家族の群像にも似て青く輝き 湿った靴は鳴らす朝ドアを出た時の 温度一歩ずつほら(そっと) ここが日本の近代化 僕はほんの夢の中 青いジーンズ穿いてるマネキン 鮮やかに笑え! うん、そう 表・情・筋! When you'll need someone, I'll be someone. I'll be by your side. When the night comes down, I light you up. I'll be by your side. エレベーターではじかれた 「そんな!」 ペットショップのハンターは危険だ エスカレーターにはインベーダー センター狙いで絶対安打 そういう算段ゲームセンター 握手と拍手でにおう観衆の体臭は いつも決まってむせる ネクスト色とりどりの風船が 醸しだしてゆくランデブー 妙に傷多き人形登場 屋上の便所洗面所兼用 タピオカのゼリーのどに詰まって 踊る曇り空の鳩の舞はキレイ ガラス窓の向こう へばりつく変な虫をずっと見てる ボケっとポッケに手突っ込んで うん、そう 平・常・心! 気づけば迷子で僕は泣く 世界は白く床傾く 人白々しく向かうのマック やつれてキック 来いよほら早く 機械の声が呼んでいる 呼ばれてる? おいてかれてる?おいてってる? 何か言いたいわけじゃない はやく僕を返してください 愛を盗むためだけにただ 遠くを渇望しちゃいけない あの頃に戻りたいだなんて 夢にも思わないのはまだ ずっとあの頃にいるからで 世界の中で迷子のつもり 僕らはみんな疲れてる たまに見る星に涙する 曖昧な感動 軒並みな返答 遠くの方で雷鳴が鳴って 君の決定は最低で勝手 月並な感想 雷の棍棒 汗ばんだ手は今や握るポケットの中 錆びついた500円玉が呻く