流線形の機械が夢を乗せ 明日と昨日を出鱈目にするのさ そんな未来をやがて迎えたって 俺はいつまでも変われずにいるのだ なんて時代遅れ 悲しいサガだ お尻に根が生えたなら 一層切り取ってしまおう 我が手の内を晒してゆければ 怖い物なく楽に生きられる 何という夜 明日が楽しみだ そんな日ばかりを待ちぼうけていた もうさようならだ 流す涙もない 情けない味がしたガムを ついに吐き捨てる 太陽ギラギラ やつは燃え尽きた 最後の顔は満足気だった 夢と希望と野望を乗せたら 俺は明日のための枕に腰掛ける 「どうせいつか死ぬじゃん」 お月様つぶやいた 風に慰められたから 振り向かずにまた夢を見る アイカワラズなのかなあ 近未来の僕ら 明日は我が身だろうなあ 避けられなくなってきた