「あぁ、別のホームだね」 覗き込んだ 手元の通学定期に君が言う あぁ、そんな近くで話さないで 何倍も 好きになっちゃうよ 憧れ止まりでいいなんて 不器用な嘘ばっか 片想い青春切符 呑みこむ 夕暮れの改札で手を振った 3 番線 君を追いかけ 乗り込んでしまったら この気持ちを伝えられるのかな? 夏風を運んで電車は遠のく 冷めない熱を残したまま 恋なんて呼べない 淡い想い これ以上は 育てないと決めてた 真夏の日差しで枯れてしまえばいい 諦めなきゃ だから気まぐれに 水を上げたりなんかしないで 向かい側から ホームで手を振る はにかんだ 意地悪な君は 3 番線 吸い込まれてく 夕陽の向こうへ 今日も私何も言えないまま ポツリと呟いた 言いたかった 「好きだよ。」 人混みに かき消されていく 3 番線 佇む君は 思い出の中 セピア色に染まり 電車が来る サヨナラ恋心 私も行かなきゃ 刻んだ落書きへ 冷めない熱を託したまま
