透明な雫はあなた 可憐な水の音 きらめくように 揺れる波紋は春の予感 目覚めの呪文 崩れ落ちてゆく積み上げた防壁の 向こうでは そっとあの日の僕が笑ってた 不思議だね 錆びついて止まっていた時が この世界にも朝を告げてくれるよ ―そう瞳閉ざしてないで よく見つめてみて 真冬に咲いた白いユキノハナに 今なら気がつくはず― ふりほどけなかった 頭上の雲は裂けて 凍りつく大地には ひそやかに色づいた 鳥達の羽ばたきが人々の歌声が 響き始めて胸を焦がすよ そして永遠の空の下 沈んでた風景に優しい笑みで 風に吹かれるあなたがいた … とぎれたレールを 絵の具でつぎ足したら 鮮やかな明日が動き出した 運命は不思議だね 錆びついて止まっていた時が この世界にも朝を告げてくれるよ 歩き出す僕たちに あたたかな雪が降りそそいでいた 祝福されたように ララルララ ララルララ ララルララ あなたはまるで白い ベールを被ったようだね