永福町駅から道路渡って 大勝軒の脇の道を歩く 十字路曲がって坂を下りれば あなたの家と思い出が見える 風鈴の音 どこかで聴こえたあの夏 繋いだ手がちょっぴり 汗ばんでいたけど 離しちゃったら あなたが どこか行ってしまいそうで 嫌われないように 何度も繋ぎ直した 何で ここまで一人来たのだろう あなたになんて会えないのに 知らず知らず足が向く 今も 悲しいことがある度に やさしい顔が思い浮かぶ 立ち直り中 空き地はあれから アパートが建って 少しだけ記憶と違って見える 真夜中 あそこでキスをしたこと 流れた時間(とき)に上書きされた もしも道であなたに 会ってしまったら そう私はどういう 言い訳すればいい? 「久しぶり」と明るく 声を掛けるだけで あなたは昔のように すべてを察してくれる やっと 自分の足で歩き出して あなたのことを忘れたって 思ったけど無理だった だから 心から目を逸らさずに ちゃんと現実 向き合って リハビリ中 恋は 輝いていたその日々と 同じ時間かけゆっくりと 癒されてくものなのね 何で ここまで一人来たのだろう あなたになんて会えないのに 知らず知らず足が向く 今も 悲しいことがある度に やさしい顔が思い浮かぶ 立ち直り中 ラララ… ラララ…