幼馴染(おさななじみ)の 故郷(ふるさと)の 歌をたれかが歌ってる こだまのようにきこえくる 花咲き花は散ったって 歌は残るよ やさしく心に 君僕歌おう いつでも歌を 窓の日射しか雨のよに 僕は七つでその子は五つ 雪ぐつはいたお人形みたいだった 二年たったら おないどし そしたらいいナって言ったのね つらいかなしい うた声が ともに泣いてと言いながら すがりつくよな宵もある かなしいときは思い切り うれしいときには うれしさいっぱい 君僕歌おう いつでも歌を 窓の日射しか 雨のよに 莨(たばこ)とてのめばはかなや 薄曇る大空の下(もと) 丘のポプラーは揺らぎ ひとりいはなべでかなし ひとりうたえば またひとり 歌はこの胸 あの胸を 結び結んで流れゆく 流れるうたに浮ぶ月 母の笑顔よ なつかし友達 君僕歌おう いつでも歌を 窓の日射しか 雨のよに