野に咲いた花は風に揺れて 聴こえる川の流れ 雲は形を変えながら 空浮かんだ星眺めてた 浮き沈む月は遠く 迷いなく唐突に 煙吐くエントツを 避けては通れない現実に 心間に合うように 飲み込んだ声が届いた気がしたから あれもこれも包み込んで ハナタレた時から近くにいる 何もかも許してくれた ダメな時は叱ってくれた 帰りを待つ 呼ぶ声響く 坂道 途中の曲がり角 時々また思い出す 時々また思い出す 飛び立つ 倦まず弛まず言わず語らず 頭を垂らして 余すことなく 口を濡らす 不知火に揺れる光が綺麗だった 向き合うことが出来ないまま ハナタレた時から近くにいる 何もかも許してくれた ダメな時は叱ってくれた 帰りを待つ 呼ぶ声響く 坂道 途中の曲がり角 時々また思い出す まだそっちに逢いには行けないけど 聴こえるように 届くように こっちで生きてみるよ 育ててくれた そばにいてくれた 母親代わり 気遣う弁当 時々また思い出す 飛び出したあの夜も こじらせた風邪の時も 投げつけたあの茶碗も 褒めてくれたヘタクソな歌も 全てがあなたで全てがあなたへ まだ大丈夫だって 手を合わせた 幸せになると決めた