「もう笑うな」って 切りすぎた前髪のこと からかう僕を叩くけれど 本当さ 君のそういうとこにすごく 僕は安心したりするんだよ 多分足りないとこばっかの ちょっと形の悪い愛を 二人持ち寄ってるんだろう パーフェクトじゃない心 重ね合わせ 歩いて行けたら 「僕がいなきゃダメだね」 って思っていたい 自惚れたいんじゃなくダサいぐらい 臆病だから 呪文のように 悟られぬように繰り返してんだよ 「アタシがいなきゃダメだね」 って君は笑う 「どうかな?」なんてさ僕は はぐらかしてしまうけど 手は強く握ったまんまさ 分かるだろう 「ねぇアタシが 先に死んじゃったら他の人 好きになるかな?」なんて唐突に 無邪気な 顔で聞かないでおくれよ 心が追いつかないじゃないか 多分君は僕の幸せ 願いだけど僕は君を 引きずって生きていくんだと そう答えに確信が 持てるほどに 君が好きなんだよ そうさ 僕達を分かつ日なら来るし その温もりが消えて 泣きじゃくる日も あるとしても あぁ覚悟を持って君に挑んでる 「逆に僕が先に居なくなったら どうだい?」 ってなんだか随分シリアスな 極論になってるけど コレはさっき二人で観てた ドラマのせいかな 凸凹で凹凸だらけの感情 足りないものだらけの 自分を嫌いになりそうだった 君に 出会って 触れて 笑って いたら そんなの忘れたよ 「僕がいなきゃダメだね」 って思っていたい 自惚れたいんじゃなくダサいぐらい 臆病だから 呪文のように 悟られぬように繰り返してたけど 「僕がいなきゃダメだね」 って君に笑う 何も言わず君は僕を 抱きしめてくれたから 僕はもっと強く君の事 抱きしめたんだ ただ強く 抱きしめたんだ