失速した世界ならば 巻き戻すよ、あの悪手 崩れる盤上に咲いた運命 花、一輪なら 神が混乱(もてあま)すぐらいの 愛を奏で続けるのさ 「今」を高らかに 「……すべてを、 奪ってしまいたい」 この瞳に、映りこんだ 蒼い迷いが ふたり、惑わす あゝ四散って乱れる 掌と掌で求愛めあえばDestinare! もう、真っ逆様に堕ちていくよ ねぇ、止められないんだ 奥へと 奥へと 貴女へ 「そう、出会ってしまった 赦されないとしても ……誰にも止められない」 窒息する抱擁すら 予期損ねた、この一手 嵐がヴェール剥し求める 裸だけ 君と知略しあうたび 心、踊り出すのさ まだ、見ぬ表情を直ぐに 「……見せてくれないか?」 遠い日、想い焦がれ 継承いだ「祈り」に誓う、永遠 あゝ感応じあった吐息さ 目と目を交錯しあえばDestinare! そう、ベットする程、燃え上がる 愛、乱れた瀬戸際 歌うよ 歌うよ 貴女と 「交わってはならないというなら この矛先はどこへ向かう? 禁じられ続けるというなら ……この運命を、 呪えばいいのか?」 涙に、誓う愛さ 光、重なり 虹を、描けば あゝ四散って乱れる 掌と掌で求愛めあえばDestinare! もう、真っ逆様に堕ちていくよ ねぇ、止められないんだ 奥へと 奥へと 貴女へ