春 別れは光る風 花降る淡き空 夏 ハレ待ちわびる海 花火抜ける夜風 秋 移ろう秋の空 あはれなる月の下 背中にそっと触れる 調布の風 ごろりと転がりただ 今ここ青空を呼吸 マスクをとったら あ 空気に旨味が出た 柔らかな野川の流れ 行雲流水いざ船旅 木霊する ハレの歌 さりげなく 春 出会いは光る風 花降る 淡き空 夏 ハレ待ちわびる者 花火抜ける夜風 秋 移ろう秋の空 あはれなる月の下 眩しい満月の夜 朝まで眠れぬ予感 心がヒヤヒヤ敏感 15ミリぐらい浮かんだ 心臓の中が きゅ 空気に色みがでた 星降る彼方の声 聴き入る瞳は銀河の船 こだまする 愛の歌 さりげなく 春 別れは光る風 花降る淡き空 夏 ハレ待ちわびる海 花火抜ける夜風 秋 移ろう秋の空 あはれなる月の下 冬 白銀無音世界 晩翠我はゆかん 明るい満月の夜 朝まで眠れぬ予感