呼び出された 公園のベンチ 空は灰色で 腰かけてた 君の表情は 僕の心に 銃口を突き付けた どうせまた ダメなんだ 初めから 期待なんてしなきゃよかった なのに君は 両手を温めながら 「寒いね」って笑った 君の横顔が 夜に染まってく 忘れていた心が 戻った気がしたんだ 三日月の光 サザンカが揺れる まだ帰れない 雪が溶かす君の顔を見ていたい 大人になって 忘れたものは忘れた 今では 取り返せないものもあるだろう わかってる でも触れてたいんだ 今は 今だけでいいから 君の横顔が 夜に染まってく 忘れられない思い出を ここから始めようぜ このまま二人で どこか遠くまで まだ終われない 雪を溶かす 気持ちが 夜の空を照らして 君の頬を赤く染める 朝焼け
