昨日までと変わって冷えた午前 頭痛の予兆にじゃれつかれ 目の前素通り 窓の外覗いて歩道を見る 人の声を補完して想像して消える 警報も正体もただ遠く響く 今日の匂いがする雨に触れて その表情の奥にあるものを教えてよ 神経質な言葉を捉えた先に その先に 聞こえなくとも 未だ得ようとした 必然と判っていても孤独を経る さわれるものだけで 世界が綴じていたら良いのに 生命も信念もただ乾いて堕ちる 今日の匂いがする雨に触れて 靄に紛れて「消えてしまおうか」 なんて 無責任な興味を投げ売る ねぇどうか覚えていて わたしの評価書とか 好きなお菓子とか歩くスピード 離れていく時どうだったか教えてよ そういうのが生きている証でしょ