雪が降るのがあんなに 嬉しかったのに 真夏のピークはいつの間にか去って いた 最後の夏でした。 金木犀の匂いのせいで 思い出した 最後の夏でした。 今年も東京には 雪が降るみたいだ いつもあんなに嬉しかったのにな 最後の季節が来てしまっても 何も変わらないままでいるよ 一番 綺麗な 星が見えたら きっと会えるような気がした そんなことを思った。 未来は限りある ものだとわかったのは最後の夏でし た。 独りでは生きていけないことはずっ とわかっていた。 同じ空の下にいたこといつかは忘れ てしまうのだろう 一番 綺麗な星が見えたらいつか 会えるような気がした そんなことを思った。 今年も東京には雪が降るみたいだ いつも あんなに嬉しかったのにな 最後の季節が来てしまっても 何も変われないままでいるよ 一番綺麗な星が見えても もう会えないような気がした そんなことを 思ってしまった。