新宿駅のロータリーから見えた 金色のイチョウの木 遠くにある遠くの景色思い出してた 去年はこんなに寒かったっけ ポケットに手を入れる 一年ぶりのロングコートにあの子の リップクリーム なぜか少し寂しくなった 誰かに会いたいわけじゃないけど さよならノスタルジア澄んだ 空の向こう側 切り取って覗いた幻は美しい それでも目を覚ませば 今がこの眼に映るんだ 今日に小さく一歩踏み出した 今は過ぎた後悔からポケットに手を 入れる 中身のないソレを駅のゴミ 箱に捨てた なぜか少し寂しくなった 誰かに会いたいわけじゃないけど ただ少し辛いんだ 忘れられないことじゃない 忘れていたことが怖いほど さよならノスタルジア澄んだ 空の向こう側 切り取って覗いた幻は美しい それでもノスタルジア僕が 大人になれたなら いつかまた会いに来てほしい僕は 今にずっといるから さよなら