いつか 桜のもとで舞い ふたりきり 長久を約束した―― ~ 降臨にて 右に示すは ~ 「何方かなど 選べはしない」と 優しく差し出す両の手 《嘘だ》 綺麗な「アノ子ガ欲シイ」 所詮「コノ子ハ要ラナイ」 息吐く裏切りは血の痛み 「素敵なひとだから」 《思い直して》 騙されるな ~ 送る秋波 助けを求め ~ 目隠しては 告げ切れぬ 不変の花の貴しを 咲かせ 石の中に閉じた 此の想い 日向に背いても 嗚呼..渡すものか 大切な桜を奪った罪咎 死すべき者の世が潰えるまで アナタを呪い続ける 逆さ謡 ~ 夜は短し 排せよ醜女 ~ 鵲 秋の闇に 連なり往く ゆゑ知らず 逆上せては当たる 愚かさを 流されつつも省みず 疑うの 生らば 其儘 堕ちてしまえばいい 「燃やせ」 紅き焔に包まれて 誓約を受け入れた 若しも大いなる祖母の様に 黄泉へ向かうなら 其れはオマエの罪業だ! ~「ずっと一緒に居よう」~ 曽テ あの子は云った サカサれた蕾の灯 散る 此日まで 何故! 避け続けた? 大事にされたかった! 今更 抱いても駄目 アナタを怨み続ける 愛憎歌 ~ 軈て消ス-唯其れでも ~ 染着く 名残りの雨
