Track by石原裕次郎
泊り船の 灯りだけが 濡れてともる 島の夜明け 俺は一人 海を見つめて 熱い涙と共に 砂に埋める 恋のなきがら 旅に出ても 何故か消えぬ 胸のいたみ 恋のいたみ 今は遠く 去った人を 想い出させて咽ぶ 靄の中に 船の汽笛が 波に低く 鴎一羽 白いつばさ 紅く染めて 何を求め 飛んでゆくのか 昇る朝日の中へ 俺もなろう 鳥の心に