幾重の時を 駆け抜けながら 列車がここに 帰って来るように あの日と同じ ホームに立って この街を出た 朝の僕を見てる 揺れる想いを乗せて 動き出す窓の向こう側 何かを伝えようと駆け寄り 手を振る影が カーブの先に消えてゆく 涙拭いた数だけ 変わる明日の方へ 夢のレールを敷き詰めた あて無き道 一人走り続けた 笑顔なくさない様に 戻れない空が恋しい日は 思い出すあの声を どこまでも 遠く 絵葉書がわり 移ろう風に 音色を付けて 描き続けた日々 あなたに届くのなら 心の帳に沈めた 二度とは 浮かばぬ 悲しみにも 海より深い愛を注ぐ メロディーを 涙拭いた数だけ 変わる明日の方へ 夢のレールを敷き詰めた あて無き道 一人走り続けた 笑顔無くさない様に 戻れない空が恋しい日は 思い出す あの声を どこまでも 遠く空を渡る 群れからはぐれそうな一羽を 探して流れる 気流の様な温もりに包まれて いつか小さな街に 咲いた一輪の歌 万斛の風に吹かれた 時という光の道 涙拭いた数だけ 変わる明日の方へ 今も導く夢のレール 片方は きっとあなたでした ずっとそばにいました 広い背中を見上げる様な空 澄み渡る ありがとう いつまでも 遠く 愛を