数えきれない夜をくぐって たどり着いたのは 君だったよ 肩にまわすぼくの手 ほどいて 窓の外の三日月 ながめてる あまい記憶 かき集めても 埋められないほどの哀しみ 数えきれない夜をくぐって たどり着いたのは 君だったよ なぐさめだって 構わないから あと少しくらい まだいさせて ふたりだから生まれた思い出 ふたりなのに せつない空まわり 未来(あした)なんて 見えないけれど ここまでの足あと信じて 朝がくるまで となりにいるよ 気の利いたことは 言えないけど 心変わりを責めはしないさ 出会えた奇跡は まだ生きてる 誰にもやさしくて 誰よりつめたい 君のことを ぼくの友だちは 悪く言うけど 数えきれない夜をくぐって たどり着いたのは 君だったよ なぐさめだって 構わないから あと少しくらい まだ いさせて あかい唇は いま 誰のもの