僕がそっとしまっていた 悩ましい黒い炎 君が上手に描いていた おぞましい淡い模様 想う事まで 消し去りませぬように 優しい種まで 燃え上りませぬように 不肖の旋律(しらべ)に呑まれ 不埒な言葉を添えて 不生不滅を知らぬ間に 不浄な私欲を焚べる 僕の夜を焦がしていた 忌まわしい黒い炎 君がぼんやり抱いていた 恐ろしく淡い熱 望む事まで 消し去りませぬように 優しい種まで 燃え上りませぬように 不肖の旋律(しらべ)に呑まれ 不埒な言葉を添えて 不生不滅を知らぬ間に 不浄な私欲を焚べる 不肖な僕らの 想う事まで 消し去りませぬように 優しい種まで 燃え上りませぬように 優しい君さえ 灰となりませぬように