雑音の競争 いったい僕らは何位 だって? 独走するあいつは来ないさ なんたって呼ばれてるらしい そうか君は飛行機の音 いったいどのくらいで? あぁとなりの君は病なら なんたって順位は上だろう 騒ぎ出す 話し出す 分かるふりして ご機嫌な構想 「今ならどこへでも行ける」って 「進化するのけ者さ ノイズから抜け出して 音楽になれば」 そうか君は独走していたトラウマ 強気だね? さぁ いよいよ君はここからさ いつだって順位を守れるか 歩き出す 映し出す 怯え出す 走り出す 回り出す 潜む窓辺に 「きっとさ 言ったら 君さえそっと笑うだろう」 未来へ密かな目配せ 瞬間切り取って もう溶かさないで 空っぽの向こうに わたしを映してる だんだん見え出した 輪郭を全部 闘う夜明けに 忘れないで 目的地は見える 気まぐれな衝動 「今さら触れたりしないでね」 忘れたいことだけさ 時差ぼけして覚え直すような毎日 大声でどうぞ 饒舌に語るあの構想 「さぁ いよいよ僕らここからさ いつだって順位を守れるか」 思い出す 震え出す 手を離す 進み出す 踊り出す 挑む窓辺に 「きっとさ 言ったら 誰かがそっと笑うだろう」 未来へ密かな目配せ 瞬間切り取って もう溶かさないで 空っぽの向こうに わたしを映してる だんだん見え出した 輪郭を全部 鬱夢く夜明けに 忘れないで 足跡から見える いつか行けるさ 戻れないあの場所までつづく昨日 微笑んだら 解けるような 幻にきっと会える 瞬間切り取って もう溶かさないで 空っぽの向こうに わたしを映してる だんだん見え出した 輪郭を全部 闘う夜明けに 忘れないで 天国じゃなくても だんだん消え出した その音は残る 奪えない 祈る風景 僕らの雑音が そっと笑うだろう 楽園はひらいた