宇宙の色を 飲み干す君は 少しずつ夜になっていった 僕は見失った 宇宙に伸ばす 君の手のひらは 融けて消えていく 夜の世界に 月の色のワンピース 走る君の姿 夜に溶ける世界 星の欠片を探さないと 僕は君を追いかける 「ちょっと待ってよ」 とこぼれ落ちる だけど君は止まらない 君の消えた世界 いつか僕が星になって 君の目に映らなくても 君は何も感じないで 僕の手を静かに離して いつか僕がゴミになって 誰の目にも映らなくても 君はきっと忘れないで 僕のこと 「僕も宇宙になれれば君と混じり 会えるのかな だけど世界はそれを 許してくれはしない しない」 「あなたはまるで世界の全てを 知っているふりして ホントは何も知らないくせに 嘘つき」 「ごめんね」 いつも君が月になって 誰かの背を照らすけど 君は君を照らせないで 泣いているのを知っているよ だから僕が星になって 君の目に映らなくても 君をずっと忘れないで いつか欠片になろうとも 僕のことは忘れていいいよ 僕はずっと照らしてるよ 宇宙になろうとしたんだね 「僕も宇宙になれれば 君と愛しあえたかな だけど世界がそれを 許してくれはしない しない」 「あなたはここで世界のことを いつも大嫌いだと言うけど 本当はとても愛しているの 私は知っているの」 あなたは知っているの