日が暮れて皆が帰路に着く頃に 利害の帳尻合わせにいくことに 意味もわからずにただ理由を追う 日々 浮き沈みの波はこちらを待たずに 無機質に今日も落ちていく深い海 動く気になれず溺れていくだけ 終わりが見えずに独り頭を 抱えてるなら 浮かぶまでその辺りでずっと 待っててやるから 失うことを寂しがる感覚も 嫌われるのを恐れるその気持ちも 持ってりゃいいんだ そのまま生きていこう 嵐のように昂ぶる夜のこと 粘つく喉に絡んだ嗚咽の音 涙流せば鉛の月が揺らぐ 自由に踊る人魚にはなれないけど 僕らは別々に並んで泳ぐんだろう 寂しくはないよ 孤独の海の底 もがいて進もうよ たまに溺れながら