カバンの中は からっぽだった 自分が誰かも わからないまま 震えるぼくの 手をとって 「すごーい!」って 君が笑ったんだ 木登りの仕方も 火の使い方も 君が教えてくれた ワクワクすることも 全部 ぼくの宝物になったよ 地図にはない 温かい足跡 さよならじゃないよ ぼくのフレンド 君に会えたから ぼくは「人間」になれたんだ 遠く離れた 空の下でも 君がくれた あの青い帽子が ぼくがここにいた しるしだから 雨に濡れた日も 風の強い夜も 君の隣なら 怖くなかった 不器用なぼくを 見守ってくれた 優しい瞳を 今も覚えてる 名前を呼んで 走る背中を 追いかけた日々が 勇気に変わる どこへ行っても 独りじゃない 心の中に 君がいるから どこまでも続くよ ぼくのフレンド 新しい景色を 見つけるたびに思うんだ 「これを見せたら なんて言うかな」 君の驚く 顔が浮かぶよ それだけで 足取りは軽くなる もしもまた 迷いそうになったら 耳をすますよ 君の呼ぶ声に 「たーのしー!」って また笑い合える そんな明日を 信じているから ありがとう 大好きなフレンド 広い世界を ぼくは歩いていくよ 涙じゃなくて 笑顔で見送って 次に会うときは ぼくの冒険話を 一番に君に 聞かせたいんだ
