AWA

ネクター

Track byMOROHA

1,359
6
  • 2023.06.07
  • 5:35
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歌詞

最初の一杯まではハッピー なのに杯を重ねるごとにヒステリー 琥珀色してる美しい瓶 ウィスキー アルコール度数41 「どうして?」 こんなにも綺麗な液体が 人間を濁らせ 壊してしまうのだろう? 穏やかな爺ちゃんを化け物に変える 慎ましい暮らしに 爆竹が哭く 赤黒い顔から浴びせる罵声 「われ!わんだれ! 文句あるなら出ていけ!」 母はひたすら 子供の盾 声ころし流した 小さな雨 でも 翌朝 午前5時 窓の外 聞こえる 牛乳瓶が運ばれ擦れる音 配達へと出掛けるエンジン音 働き者の 爺ちゃんの軽トラの音 欠けてく 壊れてく 離れてく それでも家族 だとしても家族 苦しくも 痛くとも それでも家族 家族だった 親戚中が泣いてた爺ちゃんの葬式で 俺も泣いてた だけど どこかで 「死んだからって 全部チャラになるなんて思うなよ」 なんて思ってる 自分が悲しかった 注がれた愛情 忘れられない笑顔 それと同様 胸に残る罵詈雑言 耳の奥のトラウマ 消えない残響 未だ深く深く 残る 家族の傷跡 あの時に家から逃げ出していた 父親は 50目前にして 報いをうける パチンコに麻雀 飲み会 三昧 女遊びは なんの肥やしにもならず 母親が出てく 後悔は遅く 未だ取り返しがつかぬ 懺悔が続く 心入れ替えてる 必死で働いてる その姿 どこか爺ちゃんに似てる 欠けてく 壊れてく 離れてく それでも家族 だとしても家族 苦しくも 痛くとも それでも家族 家族だった 儚くも 欠けてく 壊れてく 離れてく それでも家族 だとしても家族 苦しくも 痛くとも それでも家族 家族だった 「月に変わってお仕置き」 のその後は 親に代わって 俺を抱きしめた ねえちゃん 両親が働き出る間 留守番 卵焼き 並べ昼御飯 「バファリンの半分は 優しさで出来てる」 それは いわゆる宣伝文句 だけど 腹痛の俺の為 薬局へ走る背中は 全部 全部 優しさで出来てた 「音楽で食ってくなんて あんた それ正気なの? わかってる? うちお金ないんだよ!?」 あったかい あなたの冷めた言葉が 半端だった俺の目の色を 変えたんだ 現実を見る目は 姉ちゃん譲り 涙もろいのは 父ちゃん譲り 多分 酒がのめないのは 爺ちゃんの祈り 離れたとしても 離れない 欠けてく 壊れてく 離れてく それでも家族 だとしても家族 苦しくも 痛くとも それでも家族 家族だった 儚くも 欠けてく 壊れてく 離れてく それでも家族 だとしても家族 苦しくも 痛くとも それでも家族 家族だった 儚くも 欠けてく 壊れてく 離れてく それでも家族 だとしても家族 苦しくも 痛くとも それでも家族 家族 家族だった 紡いでも 繕い切れずに解れてく それでも 家族 だとしても家族 笑ってた 泣いてた 愛してた ずっと 家族だった

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