夜風が気持ちいいねって君は言った 追い風が乗せて午後10時に 約束は歩道橋 月明かりの下僕らは待ち合わせ 緩いTシャツ姿の僕と 薄手のカーディガン羽織った君 今、夜を照らして (その一瞬が)儚く見えて (その一瞬が)忘れられなくて 夜風が気持ちいいねって君は言った 終われない日々を続けても 思い馳せてよ東京に 変われない過去が僕を纏って 哀れな未来を垣間見ていた 社会の喧騒で先が見えなくても そこには君 また夜を重ねて (この一生は)戻れなくていい (この一生は)瞬く 彩った街が美しいねって君は言った 追い風が乗せてどこまでも 行く気がしたんだ 夜風が気持ちいいねって君は言った 追い風が乗せて午後10時に 約束は歩道橋で