窓 段差があった 2丁目あたりでそれはあった 覚えているのは飛び上がる前のこと ここではもう何も生まれない 窓 近くで鳴っている アフリカのリズム 北から風が僕をさらってく ここにはいるけどここにはいない 感覚を大事にしていきたい 窓 風が僕をさらっていったから ここには何も残っていない 遠くで僕の家が建っているのが 見える 象の群れ いや違う あれは猫の集い コンビニエンスな ダンスミュージックで 踊っているつもりが パルプフィクションの ワンシーンの中にたどり着いた 窓 深夜3時のロードショー セミオートの窓は全開になっている 中を覗いてみたけど何も見えない そんなつもりでここに来た 訳じゃない ただ楽しいことがしたいだけ 週末どこに行こうかなんて考えない 窓 ただそこにある 窓 窓