天泣と蛍石

歌詞

天泣と蛍石 (てんきゅうとほたるいし) 沸き立つものが溢れそうなのに 掬い上げてもカラだった 味のしない言葉ばかりが口をつく くれてやりはしないと意地張った 潤む雫がいつの間にか 青く腫れたままで 宝石になったらしい たぶん痛いんだ 本当は 今ではもうわからないんだけど 左胸の違和感がいつまでも 消えないな 何も感じたくなくて 見せたくもなくて 幾重にも閉じ込めたのに 真っ暗な場所で淡く放つ光があった 毎日はしゃぐような夢を見るよ 目が覚める気配への焦燥に 走って咳き込んだ口からひとつ 蛍石が弾けた 踏み倒して穴の空いた床に 振るい落とされないように 君の腕に宝石と指跡をつけた 人に空の青さを説きながら 青には辿り着けなくて 通る飛行機雲に また遠さを感じる 無力の雨が降る 身体の中だけを濡らして 叶わない妄想が肺を冷やして 苦しいな 何かを見つけたくて 歩き出せなくて もがくことも忘れてたのに 渡した想いで淡く放つ光があった 毎日はしゃぐような夢を見るよ 君の手を握って飛び込んだ 坂でつまづいて口からひとつ 蛍石が弾けた 倒れ込んだら 散らばり瞬く無数の石と あたたかい君の腕 君は語った ここは透明だけど 遠いほどに青いのだと 光を受け取ったこの石は 暗いほどに眩いのだと 明日を見つけたくて 笑い合いたくて 忘れてた声を叫んだ 照らした明かりに碧く透る粒が 輝いた 今でもはしゃぐような夢を見るよ 目が覚めて遠い空を見る 柔く踏み出した 目蓋からひとつ 甘い涙がこぼれた 2024年作成 Music&Lyrics カヤ Arrangement BE_gOOd(F.N.T) Vo. カヤ Gt. BE_gOOd(F.N.T)、Keytone、カヤ Ba. K.SDBL