赤く焼け落ちた月が散り散りに 君の髪に滑り落ちた 欠片たちだけが 知ってたんだ 見たことない色をした空 背中に映る誰かの願い事 羽になり君を何処かに逃がして オアシスに閉じ込めたくて 零れ落ちて 記憶のように 夢の中に消え いつまでも 夜が明けないことなど 知らずにいれたらいいのに 星が終わっていくのを ふたりでこうして見ていた そして痛む脚を手放すんだ 絶えず耳を撫でる声に かたちを与えて 見えない地図を燃やすその光 今は言葉失くしては 惑っていたって 夜が明けないことなど 知らずにいれたらいいのに 星が終わっていくのを ふたりでこうして見ていた