彗星が窓を叩いて 何百回と闇を照らした 1人ぼっち同士 僕ら何度も惹かれあった 朝が来るまでの間 何千回とお話をした いつかここを立つまでは 何度もそばにいくよ 鼓膜を揺らすありきたりな言葉でも 小さな怒りでも 確かにもえた胸の奥の弱虫が 赤い旗を立てる 誰もがそれを否定しても何気ない あの一言で 僕は悲しんだのかもしれない それは誰かにとっての 救いの一言だったかもしれない 深い宇宙の隅で巡り会えたこと 温度に触れたこと いつか芽生えたお互いの弱虫が 引力になったんだ 今日も彗星は窓を叩く 夜が明ければ所詮僕らは 何も知らぬ他人同士でも会いたいと 願うのはこの耳鳴りがやまないから 鼓膜は揺れるありきたりな言葉でも 小さな気持ちでも 確かに燃えたありったけの弱虫が 赤い旗を立てる 誰もがそれを否定しても 気付けば空には流星群