明日 日が昇り 水の色を輝かす頃 憧れた街に 僕は旅立っているだろう 襖の落書き 柱の傷は背伸びの跡 泣き顔ばかりの 色褪せた壁の写真 車に気をつけてと 呼び掛ける母の声を背に 幼い頃の僕が 靴紐を結んでる あの頃の想いを変わらずに 覚えているかな 嘘の無い心で夢を人に話せてるかな 見上げれば 変わらない 突き抜ける空の青 堤防に登り 二人で見下ろした川面 耳元に残る 君がくれた物語 輝く水の色が 空と同じ青色なのは 水面が空の青を 吸い込んでるからだと 人ごみに紛れて 明日も僕は空を見上げる 靴紐がほどけて 泣き出してしまわないように あの頃の想いを 変わらずに覚えているかな 嘘の無い心で 夢を人に話せてるかな 見上げれば 変わらない 突き抜ける空の青