大丈夫だなんて 言って欲しいわけじゃないんだよ 後戻りなんてできないことくらい 僕だって知っているのになあ 弱い弱い弱い生き物だから 強い強い強いフリをしていたくて どうしようもない過去を 悪夢と偽って 守れない約束していた 影も光も 交差してる 哀しく澄み切った夜空を 身体中に満たして 僕はバケモノになるのさ どこまで行くんだ? 同じ顔して聞いてきたろ 忘れ物はないか? 何も持って行くつもりはない 汚れた牙と 欠けて尖った爪 折れない心抱えたなら 止まらない時間(とき)を 彷徨いながら この両手一杯の空しさで 奇跡を起こせるなら 追い風 強く強くなるほど震えてた 影も光も どうかしてる 正しく澄み切った夜空も 騒がしくて仕様がない 僕は月明りに吠えよう 自由になれるのなら バケモノになるのさ 大丈夫だなんて 言って欲しいわけじゃないんだよ 後戻りなんてできなくて かまわない 嗚呼