夕陽の海より朝の海 悲しいものだと知りました せつなくなるほどくり返す 君の名前と波の音 疲れた心の僕がいて 哀しい目をした君がいて 出逢うはずのないふたつの影 海の蒼さのいたずらだね あゝ愛は一瞬(ひととき)の 美しすぎるロマンスさ それでも二人はただ ひとつの窓辺によりそって 目覚めは海辺のホテルで・・・・・ 窓は一枚の風景画 洗いざらしの白いシャツ さよならの文字の紙飛行機 君の指先をはなれてゆく 二人はこの窓辺に 航海終えた船のように よりそい海を見てた 夕暮れに陽ざしは傾いて 琥珀の海は輝いた あゝ愛は一瞬(ひととき)の 美しすぎるロマンスさ それでも二人はただ ひとつの窓辺によりそって 目覚めは海辺のホテルで・・・・・