灰色と化した窓枠に 視界を支配されている あくせく走る列車に足をとられる 画一的な感覚に頭を支配されている 知らない雨で静かに溺れてしまう ながるるように 流されるように 角が削れて同じになる 僕らなりの方法で幸せを受け入れる 名前の無い感情を 裸のまま愛していくから 抱えられる程度の光でいいのに 曖昧なままの生活は 心を腐敗させゆく 散らかしたままの言葉を たぐり寄せる ながれぬように 流されぬように 過去が削れて 形を変える 呪いみたいにさ 唱えている “普通”の丘から 見えぬ 陽の光がある 僕らなりの方法で幸せを受け入れる 捉えられない感情を ぎゅっと愛している 僕らなりの方法で幸せを受け入れる 名前の無い感情を 心のまま愛していくから 抱えられる程度の光がいい