笑ったときできる目のシワ 主人公みたいだった 光と影みたいでさ 初めは苦手だった 夏と共に 帯びてゆく熱 沈まない夕日 伸びる影 月に叢雲差すような日が 好きの意味なくなる夜ならば 「俺ら、終わりにしよう」 勝手に動き出す室外機 君が来た日のタイマー 生ぬるい風 逆回り時計 会いたくなる 君が聞いていたあのラブソング 片想いの歌だっけ 叶わない恋みたいでさ なんだか 苦手だった 夏の終わり 冷めてゆく熱 沈んでく夕日 消える影 月に叢雲差すような日が 好きの意味なくなる夜ならば 「俺ら、終わりにしよう」 あっさりいなくなるもんなんだね 君としたあの会話 花に吹く風 なくなった予定 明日になる 蝉の鳴く声、止んで 夜の静けさだけが目立つ 流してみる 君が好きだったあのラブソングを 今ならわかるかもしれない あの時の 気持ちも 希望的観測 もう 終わりにしよう 月に叢雲差すような日が 好きの意味なくなる夜ならば 「これが、最後にしよう」 勝手に動き出す室外機 君が来た日のタイマー 生ぬるい風 逆回り時計 会いたくなる