見上げれば星座は 西の空動いて 開け放つ窓から 海風が届いた ゆっくり まぶた閉じれば 過ぎた季節が せつない夢の扉をたたく あの頃に戻れても もう一度同じ海 凪の日も風の日も セイル上げてゆくのだろう 変わらない明日が 大切に思える 次に来る波なら 乗る瞬間(とき)を迷わない ひとりで停(たたず)む場所は 胸(ここ)にあるから ほほえみながら 今夜は眠ろう 振り向けば きらめいて 僕を追う流れ星 傷ついて癒されて それはワルツ くりかえして あの頃に戻れても もう一度同じ海 凪の日も風の日も セイル上げてゆくのだろう