そっと見つめれば誇らしい、 その横顔は どんな未来が待ってても 曇ることなく 朝陽を浴びる大地 南風に吹かれ 希望を胸に旅立つ者に 幸せあれ 絡めた指の隙間からこぼれた 語り継ぐべき恋や夢や 互い誰より想っていたのに 壊してしまう残酷さは 一つ一つ紡ぐ物語 眠れない旅人の涙さらって 夜明けに見上げればせつなく、 あの面影は 幾千、幾億の痛みを癒してくれる 白い吐息の向こうには春の訪れ 海と低い雲の狭間 波に揺れていた いくら祈ってみても 居場所さえ無かった 抱えきれない想い あなたに出逢うまで 幼い頃に授けてくれたのは 愛に満ちた小さな唄 少し疲れたこんな夜に 口元からこぼれ出すわ うまく言えなくてもどかしくて ただ身体中で愛を怒鳴った 「優しくされればされるほど 遠く感じて 努力は嘘をつかないから 信じるがいい」 「挑んだ夢に頬打たれ蹲っても どんなに分かり合えなくても 愛すればいい」 夜明けに見上げればせつなく、 あの面影は 幾千、幾億の痛みを癒してくれた 世界よ 僕たちはあなたを何も知らない 誰もが生きる意味を背負い産まれて きたの? なぜあなたに出会い あなたを愛したのか? この水の惑星(ほし)にまた命が羽ば たいて そしてまた誰もが今日を明日を生き てゆく