夢見心地の街に透明なライト 出窓を叩き誘う妖精の合図 触れていたいものはきっと 頭の中になんてないよ 真冬の七夕の夜は明けないまま 星屑のミラーボール回り続けていく 笹舟がひらひらオリオン滑って ほら、氷の結晶の形に変わって 見えないものもきっと今夜なら 見えるよ 真冬の七夕の夜は明けないまま 世界中に祝福が降り注ぐまで ブルーグレーのモミの木林 クリスタルのカーテン揺らし 水みたいな透明なライト 誘いかける妖精の合図 織姫が歌うワルツは悲しそうで オーロラのベールがゆっくり包み 込んだ 真冬の七夕の夜は明けないまま 星屑のミラーボール回り続けていく