ワンリパブリックは、2007年にデビューアルバム「ドリーミング・アウト・ラウド」をリリースした。このアルバムには、グラミー賞にノミネートされた大ヒットシングル「アポロジャイズ」も収録されている。この「アポロジャイズ」(クレジットはティンバランド・プレゼンツ・ワンリパブリック)でのティンバランドとのコラボレーションによって、バンドの注目度は高まり、デジタル・ダウンロードのセールスも、世界各地でのオンエア回数も爆発的な記録となった。デビューから2年目の2009年のアルバム「ウェイキング・アップ」からは、「オール・ライト・ムーヴズ」、「シークレット」、「グッド・ライフ」の3曲のヒットシングルが出た。
ワンリパブリックの3枚目のスタジオアルバム「ネイティヴ」は、2013年の3月にリリースされ、ビルボード・トップ200チャートに初登場で第4位を記録した。このアルバムには、ヒットシングル「イフ・アイ・ルーズ・マイセルフ」、「フィール・アゲイン」、「ラヴ・ランズ・アウト」、「アイ・リヴド」、「カウンティング・スターズ」が収録されている。「カウンティング・スターズ」はアメリカントップ40において第1位を獲得し、デジタル・ダウンロードのセールスは一千万を超え、世界54カ国においてiTunesでの売り上げ第1位となった。
二年半続いた「ネイティヴ」のツアーで、ワンリパブリックは、アメリカ、カナダ、東ヨーロッパの広い範囲をふくむヨーロッパ各国、中東、ラテンアメリカ、アジア、南アフリカなど世界中を回った。シンガソングライターであるライアン・テダーは、このツアーのあいだに着想を得てレコーディングを行った。そのため新しいアルバムではそれぞれの楽曲に、世界中で経験した景色と音が織り込まれており、バルセロナで録音したフラメンコダンサーのヒールの音をパーカッションとして使用した曲もある。
ライアン・テダーは、テイラー・スウィフトやアデルとの仕事でグラミー賞を受賞し、ビヨンセとの仕事でも同賞にノミネートされた。またテダーは、ライターとして、ビヨンセ(ヘイロー)、レオナ・ルイス(ブリーディング・ラヴ)、アデル(ルーモア・ハズ・イット、ターニング・デーブルズ、レメディ)、マルーン5(ラヴ・サムバディ)、ジム・クラス・ヒーローズ(ザ・ファイター)に楽曲を提供している。さらに彼は、テイラー・スウィフト、レオナ・ルイス、ジェニファー・ロペス、ビヨンセ、ケリー・クラークソン、アデル、マルーン5、アリアナ・グランデ、エリー・ゴールディング、U2、オリー・マーズや他の数多くの大物アーティストのプロデュースを手掛けた。「ブリーディング・ラヴ」は、2007年にイギリスで最も売れたシングルとなり、2009年のASCAPポップミュージック・アワーズ・ソング・オブ・ザ・イヤーを受賞した。テダーはビルボードのパブリッシャーズ・クオータリーで、2013年4期、2014年1期の2期連続で、トップランクのソングライターに選ばれた。
…もっと見る