マイアミ出身のキューバ系ラッパー。2004年にインディーよりデビュー・アルバム『M.I.A.M.I.』を発表。計3作をリリース後、2009年にメジャーのポロ・グラウンド・レコーズ/Jレコーズと契約し、傘下に自身のレーベル<Mr. 305>を設立(現在はRCA)。レゲトンやキューバ・ミュージックなどをブレンドした雑多なサウンドとスパニッシュも織り交ぜたバイリンガルなラップを持ち味とするマイアミ流儀のパーティ・スタイルで一躍その名を知らしめ、メジャー・デビュー・アルバム『Rebelution/レベリューション』以降、2010年『Armando』(スペイン語アルバム/日本盤未発売)、2011年『Planet Pit/プラネット・ピット』、2012年『Global Warming/グローバル・ウォーミング』、2014年『Globalization/グローバリゼーション』、2015年『Dale/ダーレ』(スペイン語アルバム)、2017年3月『Climate Change/クレイメート・チェンジ』まで、現在までにスペイン語アルバムを含む計10枚のオリジナル・アルバムを発表。数々のヒット曲と動画総再生100億回以上という世界的人気を誇る。
2009年にリリースしたシングル「アイ・ノウ・ユー・ウォント・ミー(カジェ・オチョ)」が全米チャート2位まで上昇するビッグ・ヒットとなり、続くシングル「ホテル・ルーム・サービス(キミにチェック☆イン)」も全米トップ10入りし、この2曲を含むアルバム『レベリューション』でケシャやB.o.Bといったフレッシュな面々と共演。こちらも全米トップ10入りする大ヒットとなったその勢いはポップ・フィールドにまで浸透。その人気を世界レベルに拡大したピットブルは、その後もアッシャーやジェニファー・ロペス等トップ・スターたちのシングルに次々とフィーチャリング参加し、“新世代の客演王”と称された。
その後、2011年発表の『プラネット・ピット』からは、Ne-Yoらをフィーチャーした「ギヴ・ミー・エヴリシング」が初の全米・全英1位を獲得。他にも「ヘイ・ベイビー(ドロップ・イット・トゥ・ザ・フロア) feat. T-Pain」(全米7位)、「インターナショナル・ラヴ feat. クリス・ブラウン」(全米ダンス・クラブ・ソングス1位)がヒット。2012年発表の『グローバル・ウォーミング』からは、「ティンバー feat. ケシャ」で再び全米・全英1位を獲得し、「ドント・ストップ・ザ・パーティー feat. TJR」(全米ホット・ダンス/エレクトロニック・ソングス1位)、「フィール・ディス・モーメント feat. クリスティーナ・アギレラ」(全米8位)まで上昇。続く2014年発表の『グローバリゼーション』からは、再びNe-Yoとの共演シングル「タイム・オブ・アワー・ライヴス(ピットブル & Ne-Yo)」(全米9位)や、映画『ペンギンズ・オブ・マダガスカル』の主題歌「セレブレート(フロム・ペンギンズ・オブ・マダガスカル)といったヒットが生まれ、他にも、映画『メン・イン・ブラック3』テーマソングとなった「バック・イン・タイム」(『グローバル・ウォーミング』収録)や、2014年には「ウィー・アー・ワン(オーレ・オーラ) feat.ジェニファー・ロペス & クラウディア・レイチ」(『グローバリゼーション』収録)が同年に開催されたFIFAワールドカップ™公式ソングとして、開会式でのパフォーマンスを含め大会を通じて大きく盛り上げるなど、常にトップ・アーティストとの共演などでも話題と注目を集め、次々と世界的“パーティー・ヒット”を連発してきた。
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