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James Brown

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バイオグラフィ

「最高のソウル・ブラザー」、「ソウル界のゴッドファーザー」、「ミスター・ダイナマイト」 ―――――――― ジェームス・ブラウン以外に、シーンにこれほど大きな影響を与えてきたソウル・パフォーマーはいないだろう。もっとポピュラーなアーティスト、もっとレ コードを売っているアーティストはいくらでも存在するが、彼ほどのスピリットを持つ者は誰一人いないだろう。  1933年、ジョージア州メイコンの貧しい家庭に生まれたジェームスは、強盗罪で投獄されそうなところをシンガーのボビー・バーズに拾われ、彼のグルー プ、フレイムスで活動するようになった。めきめき実力を示したジェームスはグループのリード・シンガーとなり、やがてフレイムスはジェームス・ブラウン& フェイマス・フレイムスとして人気を集めていった。 50年代を通じて精力的にライヴ活動を展開したジェームスは、60年代に入って、ジャズやラテンのリズムを参考にしたよりハードなサウンドを指向する。そ して63年、名作ライヴ・アルバム『ライヴ・アット・ジ・アポロ』を発表。これが全米アルバム・チャートで2位の大ヒットを記録、一挙に彼の時代が訪れ た。65年のアルバム『パパズ・ガット・ア・ブランド・ニュー・バッグ』では白人層の人気も獲得。シングル「アイ・ガット・ユー(アイ・フィール・グッ ド)」も全米3位のヒットとなった。69年にはペースメイカーズとして活動していたギタリストのキャットフィッシュ・コリンズと、ベーシストのブーツィ・ コリンズがバンド・メンバーに加入。彼らはしばらくするとパーラメントとファンカデリックを結成するためにバンドを離れたが、70年代に入るとJB’sを 率いて活動した。 80年代に入ると、彼をリスペクトするヒップホップ・アーティストたちとの活動も増え、1986年にはアフリカ・バンバータとのコラボレーション・シング ル「リヴィング・イン・アメリカ」をヒットさせた。しかし80年代後半には妻に対する脅迫行為などの件で執行猶予ながら有罪となり、アーティスト活動を停 止。ファンは1998年の復帰作『アイム・バック』まで待たされることになったが、JBのパワフルなサウンドは今だ健在である。
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