家業は本屋。13歳で上京後、米屋・製麺所に奉公。
その後、築地魚河岸で働く16歳の折に日本浪曲学校に入学。
同年、東京六本木にあった寄席で浪曲家として初舞台を踏む。芸名は、南篠文若。
20歳で陸軍入隊し、終戦ののち22歳から26歳までロシアのハバロスフク、ナホトカで捕虜として抑留生活を送る。
労働の間に浪曲、演劇、歌を創り演じることで仲間を慰め、多くを学んだ。
帰国後、浪曲界に復帰。
1957年、三波春夫として歌謡界に「チャンチキおけさ/船方さんよ」でデビュー。
和服姿の男性歌手の1番手。
東京歌舞伎座・名古屋御園座・大阪歌舞伎座にて、歌手が座長の1ヶ月公演の先陣を切る。各劇場を定例月に20年連続公演で超満員に。
国民的歌手と称ばれ親しまれた。
2001年4月14日逝去。
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