《 My Favorite Director》ジョン・カーペンター第2弾!
基本的に自身の作品に、《 John Carpenter's 》と付けるのが特徴。
ま、製造物責任法ですね。
スーパーの野菜などの
「私が作りました」…的な
メジャー・スタジオでも仕事するのですが、やはり、インディペンデントで 工夫しながら秀逸なアイデアで乗り切る方が似合うんですよねぇ〜
それでも、思いっきりデカいバジェットで 思うままに撮らせてあげたかった……って まだ 死んでませんが😅
①⑧『エスケープ・フロム・ L.A.』(96年)……
ご存知『ニューヨーク1997』(81年) の続編。
てか 内容的には ほぼ同じ話なので セルフリメイクみたいなもん。
主演は前作同様 《スネーク・プリスケン》を演じる カート・ラッセル。
前作の『ニューヨーク1997』は、ディズニー映画の子役から アクションも出来る大人の役者に転換するきっかけになりました。
前作は監獄になったニューヨークで、《悪党》ども ( アイザック・ヘイズ 御一行 ) に囚われている大統領を連れ帰る話。
今回は 大地震の亀裂で分断されたロサンゼルスから、国家機密を盗んだ 大統領令嬢を連れて帰る話。
国家機密を盗んだ娘にも、理由があるんすよ。
ま、前作同様《国家の犬》には ならないのですが😅
ロサンゼルスには、独裁的な大統領 ( クリフ・ロバートソン )に 本土から追放された者や、テロリスト集団、変態ドクターらが ひしめいてます。
無茶な展開にビックリ😵
心の広い方は お試しあれ 😄
第3弾として『エスケープ・フロム・アース』が 昔 予告されてましたが、どうなりましたかね。
※ 『エスケープ・フロム・L.A.』のテーマ曲が配信停止に……⤵
代わりに、コンピレーション・サントラ盤から
①『ペイズリー』by ミニストリー
⑧『プロフェッショナル・ウィドー』by トーリ・エイモス
を 😅
②『ジョン・カーペンターの要塞警察』(76年) 日本劇場未公開 ……
ジョン・カーペンター プロとして初の劇場用映画。
移転予定の警察署に、ギャングに娘を殺された男が逃げ込んで来た。
署には 僅かな警官と、護送途中で来た犯罪者。
取り囲むギャング団と戦う為、協力して立ち向かう!
カーペンターのフェバリット・ムービー、ジョン・ウェイン主演の西部劇『リオ・ブラボー』の現代版の籠城アクション。
音楽もジョン・カーペンター。ミニマル・ミュージックの印象的なスコア。
昔 テレビで放送した際、TVチューナーから録音しました 😌
2005年に イーサン・ホーク、ローレンス・フィッシュバーン 主演で『アサルト13 要塞警察』としてリメイク。
これも いい出来でしたよ。私は好きです!
③『遊星からの物体X』(82年)……
主演はカート・ラッセル、キース・ディヴィッド。
閉ざされた南極大陸で、蘇った太古の寄生宇宙生物と戦う事になります。
ハワード・ホークスの『遊星よりの物体X』(51年)のリメイク...というより、その原作のジョン・W ・キャンベルの『影が行く』の映画化。
人間に擬態する宇宙生物は、50年代では技術的に無理で、
なおかつ ロブ・ボッティンという天才SFXアーティストと
スタン・ウィンストン(『ターミネーター』) らの手によって 驚きのビジュアルが誕生しました。
初めて観たのは、試写会で。
犬が、プルプルして《くぱぁ!》したシーンにビックリ😵
顔から触手が生えて トコトコにビックリ!
とにかく「凄いもん 観た」と、帰り道の地下鉄への地下道を通りながら、カート・ラッセル気分で歩きましたよ。
もはやクラシックですが、観てない方は 是非!
サスペンス・ホラーの全てが詰まったような映画です。
2011年に、前日譚『遊星からの物体X ファースト・コンタクト』が作られました。
つまらなくはないですが、イメージが『遊星からの物体X』と同じなので 新鮮さはないです。
でも、初めて観る若い人は、こっちから観るのがいいのかな……
音楽はジョン・カーペンターではなく、エンニオ・モリコーネ。
♪♪ ベ ベンベンベンベン ベンベンベンベン
という旋律は、最初 モリコーネとは思えませんでした。
サントラ盤は ヴァレーズ・サラバンドから発売され、現在プレミア価格になってますが、
近年 カーペンターの盟友 アラン・ハワースが再録してます。ほぼ サントラと言っても差し支えない出来です。安心して御購入下さい😄
④『ザ・ウォード / 監禁病棟 』(11年)……
『ゴースト・オブ・マーズ』(01年)以来、10年ぶり
2018年現在、ジョン・カーペンター最新劇場用映画。
主演はジョニー・デップの元嫁 アンバー・ハード (『アクアマン』)。
精神病院を舞台にした、身に覚えのない罪を背負った女性( アンバー・ハード )の真実をめぐる ホラー・ミステリー。
興行収入 7.760万$ ってなってるが、どのような興行形態か?
正直 カーペンターらしさを感じなかった作品……だった記憶があります。
ま、《バイセクシャル》アンバー・ハードのファンはどうぞ。
⑤『クリスティーン』(83年)……
スティーヴン・キング原作。
気弱な少年アーニー ( キース・ゴードン )が購入した 《クリスティーン》と呼ばれる古い車は、邪悪な魂を宿した車だった……
《クリスティーン》役の車は、58年型プリマス・フューリー。
壊された《クリスティーン》が、自力で復元するシーンが見どころ。
このシーンは、フィルムの逆回しで撮影。
この頃スティーヴン・キングの原作は、当時の新進気鋭のホラー映画監督に託される事が多く
『クリスティーン』⇒ジョン・カーペンター
『デッド・ゾーン』⇒ディヴィッド・クローネンバーグ
『ダーク・ハーフ』⇒ジョージ・A ・ロメロ
頓挫したが
『ザ・スタンド』⇒ジョージ・A ・ロメロ
『ペット・セメタリー』⇒ジョージ・A ・ロメロ
『タリスマン』⇒スティーブン・スピルバーグ etc
錚々たるメンバーですね。
⑥『ゴースト・ハンターズ』(86年)……
本来のウエスタン・ストーリーを W・D・リクターが 、チャイナタウンを舞台にした 摩訶不思議なストーリーに改変。
《カンフー映画》好きのジョン・カーペンターが、「よっしゃ!」とばかりに ノリノリで監督してます。
妖魔皇帝 ロー・パン に恋人を誘拐された友人の為に、トラック・ドライバー ジャック・バートン ( カート・ラッセル ) が、大活躍…………しない ⤵︎
銃をぶっぱなせば 瓦礫が降ってきたり、とにかく活躍しないのだ。
製作の20世紀フォックスの会長も激怒 💢
映画も大コケ ⤵
製作費 2500万$のところ、興行収入は1110万$ ⤵
しかし、今はカルト映画として評価されていて
ドウェイン・ジョンソン主演で 続編が企画されてます。
ロー・パンの部下の カーター・ウォン の体が膨れ上がるシーンは良かったですね。
AWA には主題歌のカバー Ver. しかありませんが、オリジナルは ジョン・カーペンター & ニック・キャッスル & トミー・リー・ウォーレス の《盟友トリオ》の「 Coup De Villes 」が歌ってます。
なめた ユニット名ですね。
⑦『ダーク・スター』(74年)……
ジョン・カーペンターが、南カリフォルニア大学時代 後に『エイリアン』の脚本や 『バタリアン』を監督する ダン・オバノン と一緒に撮った自主映画のセルフリメイク。
Wikipedia によると、製作費6万$。……1$⇒360円時代だから...低予算には違いないけど、思ったより あるね。
不安定惑星を爆破するのが仕事の《探査船ダーク・スター号》の、トラブル続きの日常……
『ダーク・スター』と言えば、ぴあフィルムフェスティバルで、ジョージ・ルーカスの『電子的迷宮 / THX 1138 4EB』や ドン・コスカレリの『誰よりも素敵なジム』と一緒に 初公開されましたね。
これもカバーVer.……雰囲気だけでも 😄
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