それぞれの夜想曲

白露に 風の吹きしく秋の野は つらぬきとめぬ玉ぞ散りける 朝日をうけて草の葉に幾つも連なり繋がれた玉のように輝く白露もひとたび風に吹かれると緒が切れたように散り散りに砕けてしまう。 それぞれに輝く露の玉をひとつに貫き繋ぎ止めているこの緒とは何でしょう？いや。もっと具体的に云いましょう。僕ら一人一人が輝くひとつの玉であるなら僕らをひとつに繋ぎ止める緒とは何でしょう？ 日本人であること。 今僕らは僕らが日本人であることに誇りを持てますか？選挙ポスターを眺めるたびに溜め息が出てしまう。かたや何処に行ってもマスク。マスク。マスク。社会全体が窮屈で息苦しい。コロナで失ったものは何か？誇りです。マスクは奴隷の象徴にしか見えません。僕ら誇りを失ってはいませんか？ 政治家自体に日本人としての誇りがありませんから平気で彼らは国を売るのです。同じく誇りを持たない国民は彼らにとってはただの奴隷に過ぎません。カネさえ配っておけば何でも云うことを聞く奴隷。そのカネも奴隷から巻き上げた税金なんですが。○○無償化とは税金化に過ぎません。無償化の代償は増税です。それほど国民は馬鹿にされてるわけです。 カネで靡く者はすべて奴隷なのです。誇りを捨てて目先のカネを掴もうとする奴隷です。ワクチン打てば儲かるからと後先も考えずに打ちまくった医者も奴隷。テレビに出てワクチンを推奨しまくる御用学者も奴隷。旅行クーポン貰えるからとワクチン打つ人も奴隷。みんな悲しい奴隷なのです。 みんな緒が切れてバラバラに砕け散った玉です。その切れてしまった緒をもう一度結び直してひとつに連なる輝く白露の玉にしませんか？ 縄文の昔から数えれば数万年。先人たちがえいえいと築いてきた日本の歴史は世界で最も長く続く唯一無二の国の歴史です。この国が培ってきた精神性は世界に誇り得る宝です。日本人が産み育んできた文化も芸術も宝です。先人たちが守り抜いてきたものです。このような歴史の永続性はたった一度の敗戦で断ち切られましたがこの歴史の永続性こそが僕ら日本人を繋ぎ止める緒だったのではないですか？ この歴史の永続性という緒があるからこそ日本人はいつでもひとつになることが出来たのです。互いが家族のように平和に暮らすことも出来たし外敵に攻められれば心をひとつにして戦うことが出来たのです。 日本人の精神性を一言で云い表すなら‘調和’の精神です。‘和を以て貴しと為す’です。意見がバラバラでも当たり前でそれを調整してひとつに纏めていく力です。それでひとつになるのです。今世界が本当に求めているものこそがこの調和の精神なのではないですか？ 西洋中心の世界は暴力とカネの力で相手を奴隷にしてきた歴史です。そういう価値観に僕ら日本人もすでに半ば精神的に侵されようとしています。そして自らがすでに奴隷となっていることにすら僕らは気づいていないのではないですか？ 今この西洋中心の歴史や価値観はもはや最終局面を迎えているような気がします。最後の暴走そして末期的症状です。日本もこのまま彼らの言いなりのままに一緒に沈没していくのか。それとも抗って独自の道を行くのかの瀬戸際です。 抗いませんか？ そして日本の歴史の永続性を再び取り戻しませんか？ 世界に日本式の調和の精神を広めませんか？ そしてもう一度豊かな日本の新しい文化を作りませんか？ てなことを長々と。 櫻散り 春のひと夜に もの想ふ。