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むー の「アメリカよ、銃を取れ!」《全米ライフル協会会長》チャールトン・ヘストン Soundtrack《本命盤》

Playlist byむー

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  • 2022.03.22
  • 30:33
  • 8曲
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説明文

身長 191 cmの逞しい肉体、1966年から1971年まで映画俳優組合 ( SAG )の会長を務め、共和党支持の保守派で、全米ライフル協会 ( NRA )の会長でもあります。 マイケル・ムーア監督の敵ですね。 ( 近藤春菜ではない ) マイケル《近藤春菜》ムーア監督の『ボーリング・フォー・コロンバイン』(02年) のおかげで、なんとなく《晩節を汚した》感がありますが、 50年代後半から、70年代中盤まで、《大作》と言えば この人! 数多くの《歴史的超大作》に主演し、記憶に残る名優であります。 ① 『地球最後の男 オメガマン』(71年)…… リチャード・マシスン原作の『アイ・アム・レジェンド』の2度目の映画化。 (1回目は64年 ヴィンセント・プライス主演『地球最後の男』、 3回目は07年 ウィル・スミス主演『アイ・アム・レジェンド』) 細菌戦争で、ほぼ全ての人類が死んだ世界 生き残っても 細菌の影響で、太陽の下では生きられない体になった者たちは、《家族》と称し徒党を組み、自身が作ったワクチンで、健康なままでいる ネヴィル (チャールトン・ヘストン) を憎み、攻撃を仕掛けている... 絶望的な孤独の中で 生きてきたネヴィルは、他の生き残りの人間を見つけた事で、安全な場所を目指し、脱出しようとする…… ② 『猿の惑星』(68年)…… フランス領インドシナで、農場の監督をしていた原作者のピェール・ブール (『戦場にかける橋』原作者 )は、第二次世界大戦の時に、日本軍の捕虜になり、その時の価値観の逆転が、小説のモデルになったそうです。 (捕虜になってない...との説もありますが、欧米と互角に争う日本軍が、侮っていた存在と違ってた事も着想のヒントになったかも...) 『猿の惑星』について、歌手のサミー・デイビス・Jrは、 「これは、黒人と白人について描かれた最良の映画だ」 と、鑑賞後 こう発言しました。 そう、60年代のアメリカは《人種闘争》の時代でした。 マーティン・ルーサー・キング牧師は 非暴力を基本に、黒人が普通にアメリカ市民として権利が持てるよう《公民権運動》を起こしますが、 それに反発する白人至上主義者と争いが激化し、我慢の限界に達した黒人の中から、マルコムXやブラック・パンサーなど 「暴力を持ってしても、平等を勝ち取る」 と、宣言する武闘派も台頭していました。 65年から『猿の惑星』公開時の68年まで、アメリカでは 300 件以上の黒人暴動が起き、白人対黒人の内戦状態になっていました。 そんな時代を背景に、映画『猿の惑星』には《白人の象徴》チャールトン・ヘストンが、追い立てられ、遠い惑星の話かと思ったら未来のアメリカだった...という、崩れゆく 白人優位社会の恐怖が描かれています。 2011年からの『猿の惑星』新シリーズの《猿》は、いったい何のメタファーだったのでしょうか... ③ 『ベン・ハー』(59年)…… ウィリアム・ワイラー監督 (アカデミー賞監督賞) アカデミー賞史上最多の、11 部門受賞の《超大作の中の超大作》。 チャールトン・ヘストンは、主演男優賞受賞! 帝政ローマ時代、青年ベン・ハー ( チャールトン・ヘストン )の、絶望、復讐、再生の物語。 有名なシーンは、仇敵メッサラ ( スティーヴン・ボイド )との戦車競走のシーン。 イタリアのチネチッタ・スタジオに、巨大なオープンセットを建築し、10週間かけて撮影。 馬車のジャンプは、スタントマンのジョー・カナットが飛び上がり過ぎて失敗、振り落とされそうになる。だが あまりの迫力に、そのシーンをいかし、ヘストンが馬車によじ登るとこを、追加撮影した。 これらの難しいシーン以外は、ヘストン自信が戦車を操りリアルなシーンにしてます。 300ものセットを組んで、1年かけて撮影した《古き良きハリウッド》の象徴のような映画です。 ④ 『北京の55日』(63年)…… 1900年6月20日から1901年9月7日まで、現在の中国で起きた《義和団の乱》を映画化。 監督は『理由なき反抗』のニコラス・レイ。 山東省で多くなった外国人の排斥運動をリードしてきた秘密結社《義和団》を、清国の西太后が支持し、当時 駐留していた11ヶ国に宣戦布告させた。 駐留国の民間人は、北京城に55日間籠城し応戦、救援を待った… 『アラモ』タイプの砦戦に、メロドラマをまぶした作り。 さすがに中国ロケは無理めの内容なので、スペインのマドリッドに大セットを作り、スペイン中の東洋人をかき集め撮影しました。 ⑤ 『ダイヤモンド・ヘッド』(62年)…… ハワイのカウアイ島で、白人至上主義者の主人公 ( チャールトン・ヘストン ) が、自分の《人種差別》を見つめ直す。 音楽は、ジョニー・ウィリアムズ名義の頃のジョン・ウィリアムズ。 ⑥ 『黒い罠』(58年)…… 『市民ケーン』『第三の男』の鬼才 オーソン・ウェルズ 監督の《カルト・フィルム》の犯罪映画。 アメリカとメキシコの国境を舞台に、メキシコ人捜査官 ( チャールトン・ヘストン ) と、悪徳警官 ( オーソン・ウェルズ ) の対決を描く。 芸術家肌のオーソン・ウェルズは、予算をオーバーする映画作家、完璧主義者で 日程を守らない という汚名をそそぐ意味で、きちんと完了させたが、 製作のユニバーサル・ピクチャーズは物語が難解だと、オーソン・ウェルズに無断で追加撮影と再編集を行い、オーソン・ウェルズを激怒させた。 映画は、ひっそりと劇場公開し興行的に惨敗。失意のオーソン・ウェルズは、アメリカを離れヨーロッパに拠点を移します。 映画のファイナル・カット権はスタジオ側が持つのが通例で、幾多の映画作家が泣かされてます。 興行と芸術の見解の相違ですね。 今『黒い罠』は映画人の尽力で、本来に近い形の《修復版》として、劇場公開やテレビ放送されてます。 ⑦ 『ピラミッド』(80年)…… 『吸血鬼ドラキュラ』のブラム・ストーカー原作。 エジプトの王妃の魂が、考古学者 ( チャールトン・ヘストン ) の娘に宿る... 大ヒットホラー映画『オーメン』を断った後悔か、同種ののホラー映画に主演したが、興行的に惨敗してしまいました。 映画出演もギャンブルだね。 ⑧ 『十戒』(56年)…… 旧約聖書の『出エジプト記』をベースに、プロデューサー兼監督の大物、セシル・B・デミル監督の遺作となった超大作。 数奇な運命に翻弄されるモーゼを描いた前半と、エホバの僕となって、ヘブライの民を救い出す後半の二部構成の3時間40分。 一番の見せ場は、海岸線でエジプト軍に追いつめられたモーゼ達の目の前で、紅海が真っ二つに割れ、進む道が出来るところ。 素材の撮影から合成まで6ヶ月かけ、当時としては迫力のある名シーンになってます。
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